海外買い付けは本当に儲かる!! 海外現地買い付けのいろは2

「18万GET!!  ただ、もう少しいけたかも?」

先日、海外買い付け旅行で仕入れたHERMESのお財布が出品その日に売れ
18万の利益を手にしましたが、
「その日に売れるくらいだから、人気があった商品なのかも。。。もう数万円高くても売れたんじゃね?」
と喜び半分、後悔半分のYoshiです。

前回の記事

海外買い付けは本当に儲かる!! 海外現地買い付けのいろは1

2018年4月16日

で、海外買い付け旅行に関して解説したので

今回は海外買い付けでこれを忘れたら大変!! 免税
について解説したいと思います。

国や空港によって免税率、免税の方法などが多少違いますが
前回の記事で買い付け旅行をするのにオススメの都市としてフィレンツェを押したので
今回はイタリアの免税についてご案内します。

◇目次

免税とは?

まずは簡単に免税について説明します。

ヨーロッパの商品価格にはVAT(Value Added Tax)という付加価値税が含まれています。
国によって違いがあり、9%〜27%の税率です。

イタリアの場合ですと、アパレル商品には22%の税金が含まれており
1000ユーロのバッグの場合、1000×0.22=220ユーロが付加価値税です。

この税金、その商品を欧州域内で消費する際に支払うべきものなので、
商品を未使用でユーロ圏外に持ち出す旅行者には還付されます。

免税率は国、ブランド、購入額などによって変わり、12%~16%が還付されます。

フランスの場合、ほぼ一律12%オフ(シャネルは13%オフ、一部時計店、デパートでは8000ユーロ以上の購入で16%オフなど、免税率が高い店舗があることにはあるが、少ない)
なのに対し、
イタリアでは多くのブランドが2000ユーロ以上13%オフ、3000ユーロ以上14%オフ、4000ユーロ以上15%オフなど
免税率を段階的に上げてくれるので、お得です。

イタリアは155ユーロ以上、フランスは176ユーロ以上の買い物で免税、
と最低購入価格にも違いがあります。

用意するもの

用意するものはパスポートです。

国やブランドによってはパスポートの写真でも可というところもありますが、
パスポートの現物のみ可という店舗が多いので買い物する際にはパスポートを持って行きましょう。

免税書類の作成方法

免税書類の作成は簡単です。

観光客が多いブランド旗艦店ですと、買い物が終わり、支払いとなった時点で
「Tax free?」
と聞かれるので
「Yes」
と答えます。

万が一、「Tax free?」と聞かれない場合は「Tax free please」
とお願いしましょう。

Tax Freeをお願いすると
「Passport Please」
と言われるのでパスポートを提示すれば
この用紙に記入してと
名前、住所などを記入する紙をくれるので
必要事項を記入すれば免税書類を作成してくれます。

簡単ですね。

ただ、デパートだけは少し特殊で、店頭では免税書類を作成してくれないので注意が必要です。

デパートで免税書類を作成するには免税書類作成カウンターに行かなければいけません。

まずはデパート内のブランドで商品を購入し
商品とレシートをもらいます。

もらったら、サービスカウンターに行きます。
(商品購入日にのみ免税書類の作成は可能です。 後日、作成はできません)
デパートの案内板にTax freeとの案内があるので、それを頼りに探してください。

レシート、パスポートを提示すれば、サクサクっと書類を作成してくれます。

因みに作成した免税書類はこんな感じです。
レシート用紙にコピーした長いものもありますし、A4用紙もあります。

     

確認は忘れずに

免税書類は大抵の場合は封筒に入れて渡してくれます。

封筒をもらったら、免税書類を取り出し、
記載に間違いがないか必ず確認してください。

住所が微妙に間違えている、
メアドにタイプミスがある
これくらいは問題にならないですが、
他のお客さんの免税書類が入っている
買った商品と違う商品で免税書類が作成されている
名前、パスポート番号、返金用のカード番号に誤記がある
などの間違いがあると税金が還付されかねません。

これらのように還付に支障をきたすほどのミスがある場合、
店員さんに頼み、免税書類を再度作成してもらってください。

カード返金もしくは現金か?

免税書類簡単に作成できますが、1点だけ頭を悩ます問題があります。

それは
カード返金にするか空港で現金での返金にするか
の選択です。

カード返金

  • ユーロを円に換算した額がカードに返金される
  • 返金されるまでに数日〜4週間掛かる
  • 手数料はない

 

空港で現金

  • 空港で現金=ユーロにて返金される
  • 返金は即日
  • 8ユーロもしくは還付金額の10%の手数料が取られる

と、違いがあります。

一見しますと、カード返金の方がいいように見えますが
私は現金での返金をオススメします。

カード返金の場合、返金が行われないことがあるからです。
現金での返金は確実に還付金を手にすることができるのでオススメです。

免税の仕方

さて、免税書類の作成が完了したので、空港で還付金をもらいましょう。

今回はイタリアでの手続き方法をご説明します。
(写真はローマ フィウミチーノ空港ですが、ミラノ空港でも手続き方法は大体同じです)

以前ですと

  1. チェックインカウンターに行き、ボーディングパスを発行してもらう
  2. その際にスーツケース内に免税手続きが必要な商品が入っていることを伝え、スーツケースは預けない
  3. 税関で免税書類にスタンプをもらう(このときに商品の提示を求められる。 しかもイタリアの場合必ず1商品はチェックされる!!)
  4. Global Blue, Premier Tax Freeなどの免税サービス業者の窓口に行き税金の払い戻しを受ける
  5. 再び航空会社のカウンターに行き、スーツケースを預ける

というとんでもない手続き(所要時間3時間)が必要でしたが、
2017年から手続き方法が簡略化されました。

現在の手続き手順は下記です。

  1. 空港に着くと同時にGlobal Blue、Premier Tax Freeなどの免税サービス業者の窓口に行き免税書類を見せる。
  2. この際に搭乗便のe-ticketの提示を求められるので提示
  3. 税金の払い戻しを受け、終了

所要時間なんと3分!!

以前の免税手続きは地獄でした。
税関でスタンプをもらうだけで4時間掛かったことさえあります。

それが、今は3分です。

「この商品は税関職員に商品を見せてスタンプをもらってください」
と言われることがありますが、かなり稀です。

免税サービス業者の職員によっては
「免税商品は預けますか、機内持ち込みしますか」
と質問してきて、機内持ち込みだと答えた人には
パスポートコントロールとセキュリティチェック後の空港内部での免税手続きをするよう指示してくる人もいますが
その指示が出たとしても問題になりません。

言われた通り、セキュリティチェック後にある Global Blue, Premier Tax Freeの窓口に行けば終了です。
ここでも手続きに掛かる時間は2分程度です。

本当に簡単になりました。

※免税方法は変更されることもあるので、旅行前に最新の情報を入手してください。

簡略化された免税手続きをレポート

さて、せっかくですので簡略化された免税手続きをレポートしたいと思います。


VAT REFUNDの案内があるので矢印に従って進む


Global Blueの窓口へ
還付金をもらう。
(私が着いたときには一人も並んでいませんでした。 私の後に数人来ましたが窓口が4つもあるので待つことはありません)


Premier Tax Freeの窓口へ
還付金をもらう


今では用済みになった税関の窓口を横目に見ながら 退散

終了

所要時間3分!!
素晴らしい!!

まとめ

  • パスポートは忘れずに!
  • 免税書類の作成は簡単!! デパートだけはちょっと厄介
  • 作成した免税書類はその場でチェック 間違いがあれば再作成
  • 返金方法は空港でキャッシュがオススメ
  • イタリアの免税手続きはこんなにも早くなった!!

初めて免税するときはちょっとドキドキです。
ですが、何も難しいことはありません。

ただ、
「パスポートの写真でも免税書類は作成してくれると思ってた~~」
「ギャー、空港着いて封筒開けたら他人の免税書類が入ってた~~!」
「デパートで買い物したその日じゃないと免税書類の作成ができないこと知らなかった~~!」
と、ちょっとしたミスで免税できなくなることも事実です。

買い付けに行く国の免税に関しては事前に予習して
しっかりと免税できるようにしてください。

それでは、今日はこの辺で。

また次回お会いしましょう。

Ciao!!

海外買い付けは本当に儲かる!! 海外現地買い付けのいろは3

2018年4月18日